「スパに興味ないお客様」の関心度をグッと上げる2つの方法

方法2.クイックスパなのに高クオリティ

取材を進めると、サロンの棚に「インパクト」／「癒し」と書かれた二つの容器を見つけました。こちらは『dolls』のヘッドスパで使用されている特製のスパオイルです。

サロン店内にはスパオイルのテーマとブレンドされている香りが書かれたPOPが飾ってあります。先程の容器に書かれていた「インパクト」とは「ココロを元気に!!」というコンセプトのブレンド。オイルは定期的に変わるので、ワンパターン化に陥ることがありません。

『dolls』ではヘッドスパの価格を単に手頃にするだけでなく、オイルにもこだわることでそのクオリティ向上を実現。2つの方法を通じて、お客様のケアへの関心度が高まる流れができています。

しかし、もっとスパを定着させたいというのがお二人の本音。実はその願いにも、大好きな町・谷中への思いが込められていました。

経営とサイエンス2019年8月号 (19年7月1日発売）

連載「生涯現場主義」ではお二人の仕事から見える「等身大の経営哲学」を追いかけました。